験を担ぐ
私の住まいには引越しをしてきてからヤモリが玄関に住んでいます。
最初は1匹で今は3匹。小さいのまで住み着いてます。子供かな?
毎日窓に張り付いている、この子等のお腹を見るのが日常になってきました。
かわいい・・・。
しかーし!今日帰ってきてふと足元を見ると、玄関にアニエスべーのロゴ!?が玄関に!
違う!ヤモリを踏んでたんです。普段はしない狼狽!!!!
慌てて介抱!そんな事できるのか?www
自分でも迷いつつ・・・踏まれて形の変わったヤモリを指で手と脚を伸ばし粘土を捏ねるように形を整形・・・!形は戻っていく・・・これで良いんか??
手のひらでしばらく経過観察・・・ツンツン・・また指でツンツン・・・
生きている!!!!!口を開けたりして自ら体の内臓の位置を戻している様です!? 古いですが『ど根性カエル!』を思い出しました。www
ヤモリは昔から家に居ると験が良いとされています。
験を担ぐの由来は『縁起を担ぐ』からきているようで、江戸時代に験となった様です。
ヤモリは家の害虫を食べてくれる事や夢で見たりする、住み着ことは昔から縁起が良いとされている様です。夢が叶う、人間関係を良くする等色々言われます。
古典芸能は験の塊です。私の生業の『博多こま』でも多くあります。
例えば独楽を跨がない、跨いだ場合はそのまま戻る・・・等色々です。
皆様もありますか?
ラッキーな事だから必要なのではなく、日々の生活に対する注意喚起だとも思っています。
私達は宇宙の中の小さな星の小さな生き物のです。
自然や目に見えないモノに対する感謝は畏怖に変わり縁起を担ぐ様になったかもしれないと思ったりします。
文化を学び、歴史を紡ぐ事はその様な一面もあると思います。
ヤモリから少し大袈裟になりましたが、大事にしていきたいですね。
そんな日常のお話でした。
追伸 踏んだヤモリまだ頑張って生きてくれています。すごい・・・頼む死なないでくれ!
三代目筑紫珠楽
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